読もうと思ったきっかけ
以下のブログで、「基礎」の次の「読み物」として挙げられていました。
基礎として『OpenDataStructures』を勉強したので、流れに従って読んでみようと思った次第です。

- 作者:結城 浩
- 発売日: 2011/02/26
- メディア: 単行本
乱択アルゴリズム面白い
表題にある乱択アルゴリズムは最後の最後に出てきます。
それまでは確率・確率分布・確率変数から始まり、アルゴリズムとは?・組み合わせ・オーダー・ソート・行列について触っていきます。
乱択アルゴリズムを知らなかったのでそれはもちろん面白かったのですが、既に知っていると思っていた話も、今までの理解とは違う角度からの解釈が入っていて、大変楽しかったです。
またピアノ問題(ドの音から始まってファの音で終わる12個の音で構成されたメロディーは何通りあるか)の解法が、3-SAT問題におけるランダムウォーク解法の評価に繋がったり、点と点が線で繋がる感覚を何回も味わえました。
読み物としても面白い
本書は中高生たちの会話形式で話が進むのですが、理解の過程を代弁してくれるので、すんなり話が入ってきます。
特にテトラちゃんがわからないことをわかろうとする姿勢は、勉強頑張ろうというモチベーションアップにつながりました。